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古い住宅家屋の解体・取り壊し方法と費用相場


さまざまな事情で古い家屋を取り壊す場合、解体のシステムや解体費用の相場を知っておくと、無用なトラブルを防げます。複数の解体業者から見積もりを取って良心的な業者を選ぶ必要がありますが、極端に安い業者は不法投棄の心配もあります。

また、解体工事は住宅の解体以外に、庭木や庭石、塀、ガレージなどの撤去に別料金がかかることが多く、単なる坪数だけでの費用の見積もりではなく、合算した費用の見積もりを取っておくと安心して依頼できます。

古い家屋の特徴

親世代が亡くなり、子ども世代が離れて暮らしていると、親が住んでいた家は空き家となってしまいます。地方に行くと、お年寄りばかりが暮らしている限界集落がみられます。空き家が多く、家の周りには粗大ごみや電化製品が無造作に積まれていたり、植木は伸び放題で、物悲しい雰囲気が漂っています。

取り壊して更地にすると、固定資産税が上がるため、倒壊寸前の家屋でもそのままにしている人が多いようです。しかし、ごみの不法投棄や、放火、不法侵入などの原因になる場合もあるので古い家屋は、身内の者が早めに解体するようにしたいものです。

*古い家屋の解体などはめったにないことなので、すべてを業者に任せっきりになりがちですが、少しでも費用を安く上げるためには、最低限のことを知っておくようにしましょう。

住宅家屋の解体・取り壊し方法

家の解体を業者に頼む際、費用をなるべく抑えたいなら、住宅内に家具や布団、電化製品などが残っていたら、それらを処分しておくことです。粗大ゴミとして自治体のゴミ処理場へ持ち込んだり、不用品回収業者に依頼するなどして事前に住宅内を空っぽにしておくことで、出費を減らすことができます。不用品回収業者に頼むと、トラック1台積み放題1万円などといったリーズナブルな処分方法もあります。

また、不用品回収業者の中にはリサイクルショップを兼ねている業者もいるので、お願いすれば骨とう品や美術品、家具などの買取もしてもらえます。インターネットなどで調べて、利用するとよいでしょう。

解体の方法と注意点

解体をできるだけ安くするために自分でおこなう方法もありますが、法的な手続きや、作業中のほこりを防ぐための養生や近隣の方への説明やお願い、取り壊しのための道具の準備など細かくチェックしておく必要があります。

解体業者に依頼する場合は?

ほとんどの人は業者に依頼するでしょうが、解体業者は慎重に選び、解体がすべて終わったら業者に「最終処分終了票」の提示を求めましょう。最終処分終了票とは、廃棄物の処理が全て問題なく終了したことが分かる票で、日程や取扱者の押印がされた票です。

住宅家屋解体の費用相場

空き家の解体費用の相場は、住んでいる所やそれぞれの家の形態や道路の状況などによっても金額が違ってきます。道路が狭く重機が入らない場所では費用は当然高くなります。

解体を始める前に相場を調べ、見積もりを取ってておくようにしましょう。
ちなみに、30坪の木造住宅で坪単価3万円前後で100万円~130万円前後の解体費用がかるよでしょう。鉄筋造りなら坪単価4万円くらい、鉄筋コンクリートなら5万円くらいが解体費用の相場のようです。

坪単価はあくまでも目安で、浄化槽の撤去などが加わると1ヵ所当たり約50万円くらいかかります。最終的に業者を決める場合は、疑問点をクリアにしておきましょう。

まとめ

数社から見積もりを取って決める場合、極端に安い業者は不法投棄などのルール違反をしている場合もまれにあるようなので、確認しておく必要があります。また、坪あたりの大雑把な見積もりでは、家の立地条件やその他で大幅に金額が上回ることもあるため、事前に納得してから依頼するようにしましょう。

住宅の解体が終わったら、トラブルを回避する意味でも、業者に「最終処分終了票」の提示を求め、押印などの漏れがないか確認しておきましょう。

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